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広島70年

山口東部の山奥の小5は1981年に遠足で平和公園とドームに行った。
衝撃と恐怖でしばらくは夜中にうなされて目を覚ました。

2度目は帰省のついで、39才の夏。5時間くらいかけてくまなく見た。
突然こんな物が襲ってくる、しかも人の意思で。怒りと云うよりもまたしても衝撃が先立った。

そして結局封印することもないまま70年。このことは人々が原爆に寄せる思惑が様々であることの証左であろう。

歴代の広島市長は各地で核実験が行われるや、必ず抗議の声明を発表する。
そのことに対して揶揄する意見もある。中身もいわゆるヘイト的なものから合理的な持説を展開して異を唱えるものまでさまざまだ。

しかしどんなに理路整然とその有意性を説かれようとも、広島の平和資料館の展示で受けた衝撃の前には説得力を失う。

そのことを「思考停止だ」と嘲る人もいるだろう。だがこの感覚は信条とか信念とかと云うものとは違う、本能が反射的にそうしろと命じてそうなっているとしか思えないのだ。

まったりと続いてきた日常に我慢ならない人たちがカタストロフィーを望んでいる。とそんな空気が支配的になっているかのような記事や書き込みは多いが、私はこんなのはただの煽りに過ぎず、多くの人々のリアルな心情を投影しているかは疑わしいと考えている。

私は腑抜けだなんだと呆れられようがどうしようが愚直に「ダメなものはダメ」の一点張りで嵐が鎮まるのを待とう。
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